泊まれる庭で、あくびをひとつ

あくびの庭。
光と 緑と 水と
人々の営みから
まっさらな視点で
泊まれる庭をつくる。
この土地に まだだれも知らない
くつろぎがあるとしたら。

YAWN YARDは「泊まれる庭」。空気を吸って体験したこと、よく調べたこと、地元の人との会話をもとに、その土地に眠るもうひとつのくつろぎ方を「庭」にする試みです。たとえばここの風や、ここの緑ともっと良くつきあう家のかたちがあるなら?生活美学を一脚のイスで表してみるとしたら?もし家庭料理のまんなかの精神を、半径100kmの食材と現代の視点で料理するなら?無理に変えない。飾らない。目線を遠くにおいた豊かさで、ひとつひとつ試す。つくる。
はじめまして。あくびの庭へようこそ。

Location沖縄 古宇利島。到着は、日がくれる前に

人口わずか400人、車があれば 15分で1周できてしまう小さな離島です。那覇空港からは北へ車で90分。世界自然遺産の「やんばる」と呼ばれる沖縄島北部にあり、1億年前から続く原生林のほど近く、2本の橋を渡ったところにひっそりと浮かんでいます。お店や観光名所は多くありませんが360度を海に囲まれ、島のどこにいても海からの風を感じられます。エメラルドグリーンのビーチは南部に3つ、北部に3つ。小さな路地を1本入れば昔ながらの沖縄の生活文化があります。何より、空、海、日の風景を眺めるのにこれほどの島はありません。海にひらけたこの庭は夕日を眺める良き灯台。どうぞ、日がくれる前に、おこしください。

Foodみんなで食べる、薬になる

半径およそ30kmの食材をおしみなく使った、やんばるの現代的なクスイムン。「クスイムン」とは、食べるものはすべて薬になるという沖縄に古くから伝わる考え方。目の前の海で採れたもずくや魚介類から、在来種の豚や羽地米、島味噌や黒糖、やんばる産スパイスといった調味料まで。一般には流通していない食材も、地域と連携して食卓へ。自然のなかで食べることがうれしくなるような、素朴だけど発見のある食をつくります。

Architecture太陽とほどほどに、海と空と仲良くする庭

海にひらけた庭には、2つの小屋を1つの大きな屋根でつないだヴィラを置きました。小屋どうしをつなぐ軒下は、まるで大きな木陰。子どもと大人、8人が一度にくつろげます。地元の作家と設えた家具は、琉球石灰岩や地もののレンガを使ったもの。素朴で無骨、どこかにごろっとした愛らしさをもつ沖縄の民具がお手本です。日が暮れたら外のダイニングへ。みんなで顔を赤らめながら外で食事を楽しむための照明器具もつくりました。

Member

長坂常

建築家長坂常

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/ Photo: Yuriko Takagi

上江田崇

フードデザイナー上江田崇

instagram: takashi_ueta

色部義昭

アートディレクター色部義昭

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明山淳也

プロジェクトディレクター明山淳也

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企画・運営カシワバラ・ハンズ

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  • 2024年夏 開業予定

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